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Franz Haas

フランツ・ハース

ピノ・ネーロに賭ける情熱の高さは他の追随をゆるさない。
7代目フランツの典雅なワインで大注目

生産者画像 生産者画像 生産者画像 地域とカンティーナの歴史

協同組合で造られるワインが多くを占めるトレンティーノ・アルト=アディジェ州にあって1880年からフランツ・ハースはモンターニャでエステートワインの製造に携わってきた。
ワイン造りが時間を越え、綿々と続く気の長くなる作業であるのと同様に、代々長男がフランツの名を継承して現当主が7代目を数えている。少しづつ畑を購入し続け、今日では自社所有と貸借した畑を加え50haにまで成長してきた。収量をしっかり抑えて果実味豊かなワインを産み出す生産者として着実に力を蓄え、個々のワインで高い評価を受けるようになった。現在、さらなる品質の向上を目指しカンティーナの大改修を行っている。

葡萄畑

アルト=アディジェ州の葡萄畑を考える上で避けて通れないのがその土壌の複雑性であろう。班岩や石灰岩が複雑に入り組む粘土質土壌は様々な葡萄の栽培を可能にした背景がそこにある。それをふまえた上で、彼らの畑の位置するアテジーナ低地は全DOCの栽培面積の1/3、約1700haの葡萄畑を抱える。トレント県との境まで連なるアディジェ川をはさんで左右に広がる最も日照に恵まれたのがこの地域といえよう。
土壌の違いから川の西側コルタッチャ村近辺ではカベルネやメルローにモンターニャ村、エーニャ村のある東側はピノ・ネーロの栽培に向く。一方白葡萄で重要なのは名前の由来となったトラメーノ村を中心にしてトラミネール・アロマティコが最重要品種と言えよう。所有する葡萄畑はそんなアテジーナ低地のモンターニャ村とエーニャ村のチソン山の斜面に点在して所有している、新たに購入した6haの畑は標高800mを越える高地にあり興味深いミクロクリマを持っている。
1982年から1986年にかけて栽培の根本を揺るがす大きな変更を行った。それはこれまでのこの地の主流であったテンドーネ方式からグィーヨ方式へ剪定方法を移行するとともに、1haあたりの植生を6,500本から12,500本まで品種により高密生を行った。

醸造

フランツにとってワイン造りの基本姿勢は土壌のミネラル感をその骨格とし個々の品種個性を損なうことなく果実味を閉じ込めエレガントさとフィネスを兼ね備えたワインに仕上げることである。近年のマーケティング重視で造られた厚化粧したワイン、例えばセニエやロータリー・ファーメンターを使用して濃厚な色彩を抽出したりなどは決して行わず、よりナチュラルで土壌と果実の個性を実直に見つめ、細心の注意をはらい丁寧に仕込まれる。彼が最も心血を注ぐピノ・ネーロなどは畑の区画ごとに分けて醗酵からおこない、その特性にあわせ小樽の製造業者やローストを変えて熟成を行い最後にアッサンブラージュを行っている。きめ細かい対応によって完成度の高さを産み出している。

ワイン

アルト・アディジェの品種別で白ワインが(*)ピノ・グリージョ、ピノ・ビアンコ、ゲヴュルツトラミネール、赤がラグレイン、ピノ・ネーロの2種。希少なデザートワイン、モスカート・ローザを生産。ピノ・ネーロにはボルツァーノ在住の画家のシュヴァイツァー氏が手掛けたラベルを付けたバレルセレクションもある。キュヴェは2種類で赤のイスタンテ(カベルネ+メルロー)白のマンナ(ソーヴィニヨン+シャルドネ+リースリング+トラミネール+ケルナー)で高い人気を誇る。また、近年娘の名前を冠したソフィーのレンジが親しみやすいチャーミングな味わいのIGTドロミティ規格でリリースされた。(*)日本未輸入

ワイナリー住所

Via Villa, 6 - 39040 Montagna - Bolzano

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