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Ca'del Baio

カ・デル・バイオ

伝統と革新の調和を進めるバルバレスコ

生産者画像 生産者画像 生産者画像 地域とカンティーナの歴史

グラッソ家はトレイーゾで4世代100年にわたってワイン造りを行ってきた。初代のルイージからエルネストがつなぎ、現当主ジューリオが2001年にカ・デル・バイオとして立ち上げた。現在はパオラ、ヴァレンティーナ、フェデリカの3人の娘も加わりその運営にあたっている。

葡萄畑

現在、所有する畑はバルバレスコの著名なクリュ、ポーラ、アジーリ(バルバレスコ村)ヴァルグランデ、マルカリーニ(トレイーゾ村)を含む約26haに及ぶ。土壌はおおむね石灰質泥灰土をしており、白亜のテッラ・ビアンカの畑が広がる。栽培に関してはこれまでの長い経験に基づき早くからボルドー液の使用を除き、農薬使用を基本的に行わない。但し、彼は妄信的な無農薬信者というわけではなく、例えば、葡萄が壊滅的な被害を受けるような病状の発生に対しては葡萄の苗木を守る最小限の使用は行うべきと考えている。理念に振り回されるのではなく葡萄の樹を健全に守ることこそ農業従事者の務めという信念に基づいている。それゆえ、一律的な規定で縛る認証制度自身にも懐疑的な態度をとっている。

醸造

当初より醸造家として招いたのはジュゼッペ・カヴィオラであるが、彼の手掛けた多くのワインにありがちな過度な果実味の抽出や味の画一性とは異なり、彼らが目指すワインは品種個性と畑の特徴を尊重し、収穫年の気候を感じさせるワインを産出すことにあり、しっかりとしたヴィジョンが見て取れる。酵母はすべて天然酵母を使用し、CO2の添加も最小限に抑え、畑での多くの仕事を反映すべくシンプルな醸造工程を取ることで、今日的な洗練と伝統的な安定感を感じさせるワインに仕上げている。

ワイン

バルバレスコはすべて単一畑で仕込まれる。それらの若い樹を使用して造られる2種のランゲ・ネッビオーロに加えバルベーラ(*)、ドルチェット(*)の赤ワインを生産。熟成槽の異なる2種のシャルドネ(*)、リースリング(*)の辛口白ワインとモスカート・ダスティを生産。 (*)は日本未輸入。

ワイナリー住所

Via Ferrere 33, Treiso (CN)

Wine