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Grifalco

グリファルコ

トスカーナを捨ててまでアリアーニコの将来性に捧げた一家が織り成す

生産者画像 生産者画像 生産者画像 生産者画像 地域とカンティーナの歴史

ファブリツィオがトスカーナ、モンテプルチアーノの村で20年に亘りサルケートを運営してきた。その成功を捨ててでも行いたかったのは、サンジョヴェーゼに勝るとも劣らない高い酸を内包した葡萄アリアーニコと、その栽培に適したヴルトゥレの大地に惚れ込んだからに他ならなかった。もちろん思い立ったようにこの地でワイナリーを始めたわけではない。幾度と無くこの地を訪れ、5年間を掛けトスカーナのカンティーナまで農家より購入した葡萄を運び込み、実験と検証を行う中でますますその魅力に執りつかれると共に、この地での良質なワイン造りの確証を掴むに至った経緯をもつ。初リリースとなった2004年からいきなり世評を集めたその影に、多大な先行投資をしてきたからに他ならない。
カンティーナの名前の由来はイタリア各地の王家が好んで使う伝説の神獣GRIFOがモンタルチーノの街の紋章でもあることと、この地を治めたシチリア王フェデリコ2世が趣味として行った鷹狩りの鷹FALCONEから取った造語。ヴルトゥレは火山性土壌で昼夜の寒暖差の激しいことかがアリアーニコという晩熟葡萄に最適な環境といえる。

葡萄畑

現在所有する畑は20haで4箇所に点在している。マスキートの畑には樹齢30年の古木が6,000本の密度で栽培されていた。そこに5年前に新たに8,000本の密度で植え付けを行った。土壌砂利を含む粘土質土壌で、標高は450mの高さを誇る。ここの古木のみを使い造られるのがダマスキート。ジネストラの畑も標高は500mで丘陵部の頂上に位置する。石灰を多く含む凝灰質粘土で、ここでも地上から50cmという低さでグィーヨ仕立で整枝されている。単一畑のワイン、ダジネストラはこの畑の葡萄から造られる。ヴェノーザの畑は平均樹齢10年程度で約5haを所有。土壌は小石混じりの粘土質で、標高は400m程度、8,500本の高密生で栽培され広さは5ha。そしてラポッラの畑が最も他の畑と異なるのは標高200m〜250mと低いこと、そして粘土質土壌ながら砂質を多く含むことが上げられる。この土地がもたらすしなやかさもグリファルコのワインの大きな魅力に寄与している。この土壌の違いこそグリファルコのワインの味のヴァリエーションの秘訣といえよう。

醸造

醸造家はトスカーナ出身でその時代から一緒に仕事を行ってきたジャンパオロ・キエッティニが担っている。畑の作業が地表から低い整枝だとか、8,000本を越える高密生等の今日的手法を取っているのに対し、カンティーナでは逆に天然酵母の使用や開放槽での発酵、控えめな樽使いとおおよそ昔から普通にこの地で行われてきたことを踏襲している姿勢を感じる。このことは彼のワインがまぎれも無く畑での作業と土壌の素養を生かしたワイン造りを目指していることの現われといえよう。またDOCGの規定に囚われることなくワインの持つ個性を重視し短めの熟成期間を選択しあえてDOCの規格でリリースを行っている。

ワイン

アリアーニコ・デル・ヴルトゥレのみを生産。しなやかで滑らかさとフレッシュ感を持ちコストパフォーマンスの高いベーシックラインがグリコス。アリアーニコの持つしっかりとしたボディ感を楽しめる基幹商品のグリファルコに加えて、それぞれの土壌の違いを確実にワインに反映させた単一畑のワインがダマスキートとダジネストラ。

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