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Laura Aschero

ラウラ・アスケロ

ほとばしるミネラル感こそリグーリアの真骨頂。飲み手をリヴィエラに誘う生産者

生産者画像 生産者画像 生産者画像 生産者画像 地域とカンティーナの歴史

東西に長いリグーリア州において、西のインぺリア県、サヴォーナ県で重要な品種といえば、白のピガート、ヴェルメンティーノ、赤のロッセーゼ、オルメアスコが代表と言える。この地はピエモンテから連なる山が地中海に落ち込む為、平地が少なく急斜面での栽培が中心となる困難を要する生産地である。
現当主であり、葡萄栽培家のマルコ・リッツオは母ラウラ・アスケロが勾配の厳しい斜面で働く姿を見て育った。1970年から自らの葡萄を協同組合で試験醸造を繰返し行った。遂に1980年に自らのワインを産み出す決意を固めた。その後1988年にポンテダッシオの街の中心部、ヴィットリオ・エマニュエーレ広場に面した建物の地下に近代的な醸造設備を持つカンティーナを開設した。母が常に語っていた『血は水よりも濃い』の言葉通り今日マルコの娘ビアンカもワイン生産者としての人生を進むことを決め家業に加わった。ワイン造りへの情熱を守り家族で良質なワインを生産するというラウラの想いが脈々と息づいている。

葡萄畑

現在2haの自社畑と3.5haの畑を借り入れ栽培している。土壌は粘土質に砂質が加わった中程度の重さ。標高は150mで南西斜面を持っている。栽培密度は5,000本で平均樹齢は15年から20年程度。栽培品種は伝統的なヴェルメンティーノとピガートが主体。ロッセーゼは僅か0.35haのみ栽培している。厳しい減農薬の実践と北から海へと抜ける吹き下しの風、また夜の潮風と常に風の抜けの良い恵まれた環境にある。

醸造

醸造家は当初より地元で自らもワイン造りを行うジャンパオロ・ラーモ。アスケロでは畑での作業に注力しており、葡萄の良さを損なわないことを念頭に醸造している。酵母はすべて天然酵母を使用。白のみクリオマセレーションを36〜48時間行っている。発酵温度はやや低めに設定し、果実の風味を引出している。彼らにとって、自分たちの品種にとって樽はその個性を伸ばす役割を果たさないという考えから一切使用しない。いずれのワインも個々の葡萄の香りの個性と土壌からくる塩味のような高いミネラリティをフィニッシュに感じさせる。

ワイナリー住所

Piazza Vittorio Emanuele 7, Pontedassio , Imperia

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