Luigi Baudana
ルイージ・バウダーナ
地域とカンティーナの歴史
ルイージ・バウダーナは長らくグリンツィング・カヴォールのエノテカ・レジョナーレに勤めていた。彼が妻フィオリーナと4.5haの葡萄園をスタートさせたのは1975年のことであった。もちろんその中には二つの歴史のある畑バウダーナとチェレッタも含まれている。幾年も試行錯誤を繰り返し、ようやく彼ら自身のボトルとしてリリースしたのはなんとそれから21年たった1996年の収穫からであった。セッラルンガの中でも秀でた優良畑を持つ彼らは大きな問題に直面していた。彼らの後継者がいないことであった。そこで彼らの畑の素晴らしさを理解していた若いジュゼッペ・ヴァイラが彼らのワイン造りの理念を尊重し、2008年から引き続きワイン造りを行う事となった。今日幅広い販路を持つヴァイラの中でもセッラルンガの個性を感じさせるエステートワインとして重要な位置づけを担っている。 葡萄畑彼らの持つ畑は1400万年前の土壌からなるセッラルンガ渓谷の中でもこの村の個性である優美さと堅固な構成を誇るチェレッタは標高350mで0.8ヘクタール所有。もう一つの単一畑、バウダーナは標高350mいずれも平均20年以上のネッビオーロを栽培。整枝方法はグイーヨ。また近年、無農薬かつビオデナミでの栽培への転換を開始し、より葡萄の持続可能な農法への転換を行い次代を見据えた栽培に取り組んでいる。 カンティーナジュゼッペがワイン造りを行うようになってからもセッラルンガにある畑に隣接したカンティーナをそのまま使用。酵母は全て天然酵母を使用。瓶詰め以降の工程はバローロにあるヴァイラの設備で一括して行っている。これまで小樽を併用してきたが、よりこの地の個性をしっかりと引出す為に大樽のみの熟成に変更した。 ワイン2つの優良畑バウダーナとチェレッタにネッビオーロを栽培しており、テロワールをしっかりと映し出すために、それらの古い樹はそれぞれ単一畑のワインとして造り上げる。一方比較的若い樹は村名バローロのベーシックラインに仕上げられる。少量のみ栽培されるシャルドネとソーヴィニヨン、リースリングとナシェッタを栽培。これらから日本未輸入の白ワイン、ドラゴン・ランゲ・ビアンコを生産している。 ワイナリー住所 |
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