Di Camillo
ディ・カミッロ
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地域とカンティーナの歴史
日本のみならず赤の生産地として高い人気を誇るアブルッツォは、イタリア統一まではナポリ王国の統治下にあったこともあり中部イタリアのワインの中では南の要素をあちらこちらに感じさせる。グランサッソに繋がる西側にはアペニン山脈がそびえ海岸線部付近まで丘陵が迫り平野部はわずか1%のみ。山と海の両方の影響下にあり葡萄栽培にとっては非常に恵まれた環境といえる。それ故一部の生産者を除き、これまではバルクワインの原料などに使われることが多く量的な優位性が勝ることが多かった。近年この地の伝統品種の再興や無農薬栽培の転換など大きな潮流になりつつあり注視し続けることが肝要な州といえる。
会社創設と共に先んじて葡萄畑の購入を進めた。ポッジョフィオリート近郊の丘陵部250m〜350mの標高を持ちモンテプルチアーノを主体にトレッビアーノペコリーノ、パッセリーナのどの伝統品種とカベルネやメルローなどの国際品種も栽培。循環型農業への転換を図るべく無農薬栽培の認証も順次取得している。 醸造シンプルながらも近代的なクリアなワイン造りを行う設備を伴った新たなカンティーナもほぼ完成し、彼らが目指す伝統と最新テクノロジーの融合したワイン造りを実践する環境を整えた。機能的な作業を行える体制が整った。 ワイナリー住所 |
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