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Tenuta Sassoregale

テヌータ・サッソレガーレ

手つかずの自然が残る大地マレンマの恵みを受けて…

生産者画像 生産者画像 生産者画像 カンティーナの歴史とその周辺環境

トスカーナで最も手つかずの自然が残っている場所として知られるのが州南部グロッセート県を中心に広がるマレンマ地区と言われる。テヌータ・サッソレガーレは2002年に創業した若いカンティーナ。モンタルチーノの南西部、はるかにティレニア海を望むチヴィテッラ・マリッティマにある。海からは20km程離れているが、オンブローネ川に沿って広がる渓谷を通じ、その影響下にあり非常に風の抜けの良い丘陵地帯が広がっている。降り注ぐ太陽とこの風の抜けこそがトスカーナにおけるマレンマの最大の特徴といえる。
彼らの所有する30haの葡萄畑は標高100m〜180mに位置し、土壌は主に小砂利を含む粘土質を持っている。葡萄の品種個性に合わせヴェルメンティーノはグイヨで、それ以外はコルドンで整枝され、ヘクタール辺り5000本以上の高密生で栽培している。また栽培に関してはより自然に寄り添い健全な葡萄の育成を目指す為に無農薬栽培を実践している。近代的な醸造設備を誇るカンティーナでは葡萄品種の個性を忠実に再現する設備を有し、醸造家にはトスカーナでの実績を数多く残す若手の実力者アンドレア・ダルディンを起用している。サンジミニャーノ出身でヴェルナッチャの葡萄栽培を行う父を含め兄弟すべてが全員ワイン造りに関与するワイン一家に育ち、この事が彼のトスカーナワインへの理解の深さの背景となっている。テヌータ・サッソレガーレのロゴとしてラベルにも描かれる猪はトスカーナを代表する野生の動物で殊にこのマレンマには多く生息する。猪は逞しく、また子供に対し深い愛情を注ぎ時代を繋ぐことから使用した。畑のある場所からモンテクッコDOCを名乗ることもできるがマレンマのDOCを選択している。現在彼らはヴェルメンティーノ、サンジョヴェーゼ、メルロー(日本未輸入)、シラー(日本未輸入)の単一品種でワインを造っている。またワイナリー名を冠したトップ・キュヴェは年産6000本のみ生産している。

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