Montenidoli
モンテニードリ
地域とカンティーナの歴史
1965年に創業したモンテニードリはアマローネの名門アッレグリーニ一族に生まれたエリザベッタ・ファジョーリは『ワイン造り=男の仕事』という封建的な概念から飛びだし移住した。彼女はこの地の誰よりも伝統的な葡萄に深い愛着をもって接し、可能性を信じていた。醸造技術の進歩はワインの品質の根底を支えるものとなりヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ普及の礎となり、近年、若き生産者達が果実味のあふれるスタイルのワインとは一線を画し強い信念とゆるぎない大地への慈愛を持ち、本来この地のワインが持っていた味わいを再現している。
現在24ha所有する葡萄畑は東向きで早朝に日照があることがヴェルナッチャにとっては非常に重要とされる。土壌は主に黒葡萄を栽培しているのは三畳紀由来のミネラル分豊かな粘土質土壌。白葡萄にはティレニア海の新生代隆起に伴い出来た石灰質にとむ粘土質土壌に栽培している。開設当初から当然のこととして一切の農薬を使用せず葡萄栽培を行っている。葡萄はこの地の伝統品種のみで、モンテニードリを語る上で最も重要な品種はヴェルナッチャでこの葡萄の持つ可能性を引出すことに尽力している。 醸造近年フレッシュ&フルーティなヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノを造る生産者が多いが彼女にとってそんなスタイルには興味を示さない。酸と糖の拮抗した葡萄を用いしっかりとMLFを行ってより長い寿命と熟成による変化を楽しめるワインを造ることこそ彼女の目指すスタイルである。 ワイナリー住所 |
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