Casa Emma
カーサ・エンマ
地域とカンティーナの歴史
イタリアワインの代名詞キアンティほど多様な味わいを示すワインは他に類を見ない。広大な栽培地域は標高差や複雑な土壌を有し、生産者のワイン造りに対する理念も大きく異なる為、このような現状を生み出した。その中で品質的な面で牽引してきたクラッシコ地区は、この旧態依然としたイメージの払拭に最も尽力してきた生産地域といえる。使用葡萄の規定改定や推奨クローンの指定など様々な取り組みを長期にわたり積極的に行っている。
葡萄畑28haとオリーブ畑2.3haを有する。カンティーナから周りを取り囲む自社畑が一望でき、美しさは近隣の生産者が垂涎の眼差しで羨む。葡萄園は標高420mの丘陵部にで日照の長い南西斜面。土壌は砂利混じりの泥灰土で石灰石も混交している。総面積のうち25haにサンジョヴェーゼを丘陵の頂上部の2haはソロイオ用のメルローを植えている。そして残りの1haでカナイオーロ、マルヴァジア・ネーラを栽培している。近年無農薬の認証も取得し鵞鳥を使った農法の導入など継続可能な農業への変換を進めるエンマではヴィオデナミへの移行も視野に置き畑での作業をより重視した姿勢を示している。 醸造凝縮した果実味の中に品種個性と土壌、そしてエレガンスやフィネスを感じる洗練こそ彼らの目指すスタイル。創業当時から人気醸造家のニコロ・ダフッリット、2003年から新たにカルロ・フェッリーニを起用してきた。 S.P. di Castellina in Chianti, 3 San Donato in Poggio 50021 - Barberino Val d'Elsa (Firenze) |
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