Capanna
カパンナ
地域とカンティーナの歴史
1957年創業のカパンナはモンタルチーノ北部の良質産地として知られるモントソーリにある。モンタルチーノのコンソルツィオの立上げにも大きく貢献してきた歴史を持つ。現当主、パトリツィオ・チェンチオーニは言葉少なく誠実な人柄で知られる。2008年に発覚し、翌年さまざまな監査や検証が行われイタリアワイン業界に激震が走ったブルネッロスキャンダル。順調に世界的な名声と実績を積んできたコンソルツィオにとっても正に晴天の霹靂といった感があった。近年、大手生産者の持ち回りで協会長が着任していたが、その反省から大変な時期に協会長を務めたのが同社の当主パトリツィオであった。彼は着任早々トレーサビリティーの確立を図るなど信頼回復に大いに貢献。一旦任期満了で退いたが再任されて、現在もその要職も兼務している。 葡萄畑約20ha所有する葡萄畑の土壌はガレストロと呼ばれる白亜の石灰質と泥灰質の混成土壌を持ち、硬質なスタイルのワインを造るには非常に優れた環境。栽培葡萄は殆どブルネッロが締めるが、一部甘口ワイン用の伝統品種モスカデッロとサンタンティモの為に少量のメルローとピノ・グリージョを栽培している。整枝方法は総てコルドーネ・スペロナートで仕立て。一部下草管理などで機械も使用、収穫はもちろん手摘みで行う。使用する施肥は天然無機物と自然堆肥のみ。農薬はボルドー液と必要な時に最小限使用。 ワイナリー住所 |
Wine