HOME >  ワイナリー紹介 >  クロチアーニ

Crociani

クロチアーニ

時間経過とともにその魅力が広がるクラシカルな造り手

生産者画像 生産者画像 生産者画像 生産者画像 地域とカンティーナの歴史

クロチアーニは祖父の代からモンテプルチアーノの地でワイン造りを行ってきた。現当主の父アルノルドから息子のジョルジオに綿々と続く家族経営の根幹は、伝統的な手法を尊重し受け継ぐことであった。2007年に若くして夭折してしまったジョルジオの後を継いだ妹のスザンナもその姿勢を変えていない。このかたくなな姿勢を堅持していることで、硬質で時間を閉じ込めた上質なワインとして色濃くワインに反映されている。

葡萄畑

彼女の所有する畑はモンテプルチアーノから北東の小さな街グラッチャーノに向うカッジョーレ地区に位置する。現在10haある葡萄園の土壌は多少の砂を含む粘土質で中程度の構成といえよう。栽培品種は全体の75%がプルニョーロ・ジェンティーレで、残りをカナイオーロ・ネーロ、マンモーロや白葡萄を植えている。

醸造

モンテプルチアーノの街の美しい城砦の中、中央を貫く目抜き通りの最も高い場所にあるカンティーナは、地下に1300年代の遺構を利用して造られたセラーと試飲用の小部屋を有する。またヴィンサント用には、一筋はなれた別の場所にある小さなカンティーナで保管熟成が行われている。ヴィーノ・ノビレの熟成手段としては3つのタイプがあるが、24ヶ月大樽で熟成を行う方法を選択している。このことを彼女に尋ねると、『取り立てて理由などないわ。昔からそうして造ってきたし、私たちの求める味わいがそこにあるから』と語る。

ワイン

主力商品はもちろんヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノが年産40,000本、リゼルヴァは良質年のみ生産。若飲みタイプのロッソ・ディ・モンテプルチアーノ、キアンティ・コッリ・セネージ、そして亡き父に捧げたロッソ・アルノルドと、夭折した兄ジョルジオに贈ったイル・セグレート・ディ・ジョルジオの2本はカンティーナの足跡を示すワイン。葡萄畑のある地区の名前を冠したフレッシュな味わいを持つカッジォリーノ・ロッソとビアンコのIGTワイン。そして500mlで年産1500本のみ造られる甘口のヴィンサント・ディ・モンテプルチアーノを生産している。現在日本へ輸入されているのはヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノのリゼルヴァと、ヴィーノ・ノビレ・ディモンテプルチアーノ、そしてイル・セグレート・ディジョルジオの3種類のみ取扱い。

ワイナリー住所

Via del Poliziano, 15, Montepulciano (Siena)

Wine